飛べないブタはただのブタさん

もはやブタはいません。

黒湯

熱い夏の昼下がり、銭湯へ汗を流しに。
池の端にある六龍鉱泉へ。

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昔から江戸は、黒湯という地層の堆積物に混じっている有機物が鉱泉に含まれるミネラルの劣化を抑えるという鉱泉が湧き出すらしく、特に大田区はものすごい湧出量で、どこの銭湯にも黒湯があるとか。昨日行ったところは、水月ホテル鴎外荘の近くにあるところで、路地裏に入り組んだところで場所が少しわかりづらい。本当に鄙びた下町にある銭湯、といった感じでした。歴史を感じさせる玄関。
 
入口は番台ではなくカウンターだったが、中に入ってみるといきなり昭和30年代くらいを思い起こさせるものすごいレトロな雰囲気でした。ちっちゃい庭に20円3分のドライヤー、大きな扇風機にアナログ体重計。。。これぞ銭湯という王道を行くような設備さまさまでした。僕は手ぶらで行ったのですが、ここは100円でタオルとボディーシャンプーとリンスインシャンプーを買えます。便利。
 
そしていざ風呂へ。雑然と並んだカランとシャワーで汗を流し、そして浴槽へ。浴槽は2つあって、片方は源泉そのまま、真っ黒で温度はなんと50度!とてもじゃないけど入れませんでした。もう片方の広い浴槽は若干水で薄めてあって、それでもたぶん45度くらいあったんじゃないかなぁ。2分ぐらい入っているのが限界でした。それでもとても気持ちいい。お湯は思ったほど真っ黒ではなく、上がったあとは体の表面がサラサラしていました。本当に温泉。それが銭湯の料金で味わえるのは素敵です。浴場の壁のタイルに描かれた錦帯橋も見事で、まさに日本の銭湯を代表するような銭湯でした。もうしばらくスーパー銭湯は行けないかもしれない。
 
風呂上がりはコーヒー牛乳をぐいっと。。。行きたかったのですが、我慢して赤札堂でサイダー購入。ここの銭湯もそうだし、谷根千の町並みは本当にいつみても心がなごむ。ここに住みたい!といつも思います。谷中には猫カフェなるものがあるらしい。谷中ほど猫の似合う町はないでしょう。
 

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