飛べないブタはただのブタさん

もはやブタはいません。

2010ヨーロッパ3日目〜シュツットガルト

記憶が薄れつつあるな。。。とりあえず起床した後、シュツットガルト中央駅まで散歩して、駅のカフェで朝飯。パン+ハムが普通に慣れてきた。
 
地下鉄に乗ってまずはポルシェ博物館へ!と思ったら、ポルシェ博物館の最寄り駅まで行く地下鉄が、工事で途中駅までしか行けず立ち往生。勇気を出して駅員さんに尋ねたところ、代行バスが出ているらしくそれに乗ってポルシェ博物館の最寄まで移動。ってか英語で訊いてるのにドイツ語で返すって何。
 
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博物館は去年リニューアルしたらしく、なんかいかつい建物やった。ゲートで荷物を預け、上の階の展示室へ。一面ポルシェ、ポルシェ、PORSCHEでお腹いっぱいでした。なんといってもCarreraだらけでした。一生分のCarreraを見た。それ以外にもF1に参戦してたときの機体やらなんやら。とにかく写真を取りすぎてしまって、256メガしかないメモリチップを明らかに圧迫させてしまった。とにかくCarreraの後部の曲線美に見惚れてしまったのです。
 
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大きいお友達もいっぱい。
 
ポルシェ博物館を後にして次はベンツ博物館へ。電車を乗り継いで移動する。途中どっかで飯くった気がする。思い出したNORDSEEだ。まずい海老サンド。
 
ベンツ博物館はドイツを代表する大衆車メーカーらしく、とても立派な造りをしていた。ポルシェ博物館はデザインに気をてらっていた感じやったけど、ベンツは王道中の王道。
 
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ダイムラーやらメルセデスやらの創業時の話から始まり、時代を追うごとに進化していく技術の片鱗をこれでもかと見せつけていました。しかしクルマのデザインはやっぱりベンツらしく野暮ったい感じ。個人的な見所はエンジンの進化と、ハッキネンとハミルトンが搭乗したマシンが見れたことかなぁ。全体としてはイマイチ。でもいろいろお土産もらったので満足。
 
博物館を見終わったあとは市街地を散歩したあと、新宮殿での演奏会を聞きに行った。シュトゥットガルト放送交響楽団の団員による室内楽演奏会だった。

PODIUM RSO
 
Stuttgart, Neues Schloss, Weißer Saal
 
Louis Spohr
Oktett für Klarinette, zwei Hörner, Violine, zwei Violen, Violoncello und Kontrabass E-dur op. 32
 
John Thrower
»Just One World« für Sopran und zwei Marimbas
 
Ernst von Dohnányi
Sextett für Klarinette, Horn, Violine, Viola, Violoncello und Klavier C-dur op. 37

 
1曲目はシュポアの6重奏。シュポアらしい無駄に大編成だけど妙にオーケストレーションの巧い爽やかな曲。とにかくホルン殺しの高速パッセージがやたらと気になる曲だった。
 
2曲目はカナダ人作曲家?らしく、ソプラノと2台のマリンバという謎の編成の曲。無調性だったりミニマルだったりジャズだったりと意外と聴きごたえがあって楽しい曲だった。3曲構成だった気がするけど、3曲目が"4 1 3 2"という曲で、ソプラノ歌手だけでなくマリンバ奏者もひたすら数字を絶叫していた。そしてマリンバってビジュアル的にものすごい見栄えのする楽器だなぁと思った。大道芸に近い。
 
3曲目はドホナーニ。指揮者のドホナーニの祖父らしい。マーラーよりも後の人なのに、曲想は極めてシューベルトブラームスに近い、ものすごい時代遅れ感の強い曲だった。浅草演芸やとナイツ的な感じの。綺麗な曲ではあったんやけど、どうして1935年にこんな曲を作ったのか理解に苦しむ。1935年に作曲された曲は、例えばプロコフィエフロメジュリとか。うーん。
 
全体的にはとても満足。弦楽器はシュポアは大変そうやったけど、ドホナーニのファーストはとても巧かった。あとシュポアのホルンも素晴らしかった。これが4ユーロとかありがたい。
 
演奏会後は街でブラブラして適当に飯を食ってホステルに戻った。途中足りない日用品やら買いに行って気づいたんやけど、ドイツではどうやらトラベル用の小さいシャンプーやらコンディショナーが売ってなかった。あと、電車のおもちゃ(プラレール的な)ものが全く売っていなかった、が、雑誌コーナーの一角に、鉄ちゃんコーナー的なものがあった。鉄道は大人の玩具らしい。大人のおもちゃといえば、空港で普通に大人のおもちゃが売ってたんやけどこれは文化なのかな。