弁理士試験の軌跡
2016年度弁理士試験に最終合格しました。せっかくなので、勉強したことや気をつけたことなどを適当に綴っていこうかと思います。
とりあえずこれまでの軌跡
2014年6月
研究のキャリアを志すも良いポストがなく、弁理士になろうと(研究を半ばすっぽかして)特許事務所を物色、就職内定もらう。
2014年7月
博士の本審査通過、研究をまとめる。
2014年8月
弁理士試験の勉強開始。LECの通信スマートコースを受講(馬場先生)
2014年9月
スイスの学会に参加中、副鼻腔炎になるが、気合いで登山する。耳が死ぬかと思った。
2014年10月
勤務開始
2015年5月
短答試験(1回目)@立教
妖怪の問題が出た。
37/60で不合格
その後は基本予備校には行かず、ひたすら条文、過去問(短答)を読む。
たまに単発の講座を受ける。
(このあたりは追い追い)
2016年5月
短答試験(2回目)@立教
試験方式が変わってて非常に解きやすくなる。
47/60で合格
いそいで論文試験の対策をはじめる。
ひたすら過去問を全文書き&直前1週間前から重要条文や判例の趣旨を叩き込む(意24条とPBPが出た!)
2016年7月
論文試験(1回目)@仙川
特許1問目で1時間半もかかる。
同じ部屋にいた不正受験者がつまみ出されるのを目撃する。
なお選択は免除です。
2016年8月
論文試験はどうせ落ちたと思ってほとんど勉強せず。たまに口述アドバンス眺めるくらい。夏休み台湾楽しかった。
2016年9月
論文試験
117/56/59(うろ覚え)まさかの合格
いそいで口述試験の対策をはじめる。
会派の練習会を、事務所の人や知り合いのつてを頼って申し込む(4回)
予備校の模試は高かったからパス(この辺りは追い追い)
2016年10月
口述試験@例のホテル
ど緊張。特許はあっさり。意匠は微妙。商標はお情けでOKもらう。
2016年11月
最終合格!
という感じです。私の試験勉強の大きな特徴としては、
1.LECにお世話になってたのは最初の年だけ
2.論文対策はほぼゼロ(答練やってません)。ひたすら過去問を回して、パターンと型を頭に入れる。
3.口述対策は突貫工事でなんとかなる。
という、非常に危なっかしい感じで、しかしコスパ良く、たまたま運良く合格できたのかなと思います。
ただし、試験勉強を通じて一番大事だと思ったのは、短答試験の対策を(特に四法)徹底的にして足場を固めることです。論文試験は、極論としては、固めた足場の上にパズルを組み立てていくようなものでしたし、口述はこれまで学んだことを如何にアウトプットしやすくなるように反復して練習するものでした。
勉強方法についてはまた追い追い。