ぴよぴよ
夏にカルテットをやるかもしれなくなったので、音源探し。なんとなく選んだアマデウス弦楽四重奏団のにしたが、これが実はこのカルテットの最後の録音だったらしい(1987年の録音で、この年にヴィオラ奏者のシドロフが亡くなって、カルテットも解散した)。アマデウスだから、と思って自分が聴きたかったものと全然違った印象で、どちらかというと、へたくそな感じの演奏でした。アンサンブルが汚く、荒れた感じの演奏でびっくりした。でも4人の奏でる音がなんというか、いわゆる蝋燭の最後の炎のように輝いていたのがとても印象に残ったCDでした。アマデウス弦楽四重奏団って60年代が全盛期で、情熱的で激しい演奏スタイルがウリだったようです。それが70年代以降はアルバンベルクのような精緻で優美なアンサンブルが受けるようになって、アマデウスは表舞台から消えていったんだとか。とっても激しい演奏で、印象に残りまくりんぐでした。うっはー。
- アーティスト: アマデウス弦楽四重奏団,ベートーヴェン,ブレイニン(ノーバート),ニッセル(ジークムント),シドロフ(ピーター),ロベット(マーチン)
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1997/05/25
- メディア: CD
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