GW
社会人になって初めてのゴールデンウィーク。休み前に実習先の工場で幹部の人達と会食したときに「最後の連休かもね!」的なことを言われてしまったので、戦々恐々としながらも充実した休みを過ごそうとした決意が以下の通りの結果になりましたとさ。
29日
親と京都国立博物館へ。長谷川等伯展を見る。その日のうちに千葉へ帰る。
30日
嫁とデート。のだめ見たり。
1日
池袋に行く。息子のレッスンに行けなくなってしまう。
2日
突然銚子へ行く。突然餃子の王将に行く。
3日
千葉でお買い物など。カイジのDVD見る。
4日
結婚式!!二次会の幹事でふらふら。
5日
朝一でディズニー。その足で寮に帰る。
なんというリア充。休養にはなってない。
管仲(上)
- 作者: 宮城谷昌光
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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言わずと知れた春秋五覇の一人、斉の桓公の宰相を務めた賢人管仲の物語、の前半で、周で鮑叔牙と管仲が出会ってから、鄭を経て、斉の太子候補である公子糾と公子小白にそれぞれ仕えるまで。なんていうか他の宮城谷小説もそうだけど、歴史小説という名を借りた啓発書の最も抜きん出た物語だなぁと認識させられた。ビジネス書にもおすすめして良いと思うんだけど。管仲の取った政策はいわゆる富国強兵策らしく、これについてはたぶん下巻で詳しくやるんだろうけども、商売の大事さ、民を富ませることの重要さを2000年以上も前に理解していた管仲はもっと評価されるべき。また、管仲の不遇さも然ることながら、それを打ち払う鮑叔牙の誠実さ、妻の強さを表現する言葉の美しさに全俺が泣いてしまった。よい本です。
そして今さらながらに思うことだけれど、高校のとき漢文の授業でよく史記を扱っていて、その当時は全然興味がなかったんだけれども、いわゆる「管鮑の交わり」については印象が残っていて*1、まぁもう少しちゃんと勉強するなり、もっと早くこの本に出会っていたらなぁとしみじみ思うのです。
*1:鮑叔牙の名前が変だったからかも
ハッピーフライト
旅行記はなかなか書く気が起きない・・・!とりあえずパンツ忘れたりスリに遭遇したり勝手に洗濯されたり空港に友達の彼女と二人で泊まり込んだりとトラブル(?)が多発した旅行でしたが満足でした。
行きと帰りの飛行機で見た映画は以下。
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2010ヨーロッパ3日目〜シュツットガルト
記憶が薄れつつあるな。。。とりあえず起床した後、シュツットガルト中央駅まで散歩して、駅のカフェで朝飯。パン+ハムが普通に慣れてきた。
地下鉄に乗ってまずはポルシェ博物館へ!と思ったら、ポルシェ博物館の最寄り駅まで行く地下鉄が、工事で途中駅までしか行けず立ち往生。勇気を出して駅員さんに尋ねたところ、代行バスが出ているらしくそれに乗ってポルシェ博物館の最寄まで移動。ってか英語で訊いてるのにドイツ語で返すって何。
博物館は去年リニューアルしたらしく、なんかいかつい建物やった。ゲートで荷物を預け、上の階の展示室へ。一面ポルシェ、ポルシェ、PORSCHEでお腹いっぱいでした。なんといってもCarreraだらけでした。一生分のCarreraを見た。それ以外にもF1に参戦してたときの機体やらなんやら。とにかく写真を取りすぎてしまって、256メガしかないメモリチップを明らかに圧迫させてしまった。とにかくCarreraの後部の曲線美に見惚れてしまったのです。
大きいお友達もいっぱい。
ポルシェ博物館を後にして次はベンツ博物館へ。電車を乗り継いで移動する。途中どっかで飯くった気がする。思い出したNORDSEEだ。まずい海老サンド。
ベンツ博物館はドイツを代表する大衆車メーカーらしく、とても立派な造りをしていた。ポルシェ博物館はデザインに気をてらっていた感じやったけど、ベンツは王道中の王道。
ダイムラーやらメルセデスやらの創業時の話から始まり、時代を追うごとに進化していく技術の片鱗をこれでもかと見せつけていました。しかしクルマのデザインはやっぱりベンツらしく野暮ったい感じ。個人的な見所はエンジンの進化と、ハッキネンとハミルトンが搭乗したマシンが見れたことかなぁ。全体としてはイマイチ。でもいろいろお土産もらったので満足。
博物館を見終わったあとは市街地を散歩したあと、新宮殿での演奏会を聞きに行った。シュトゥットガルト放送交響楽団の団員による室内楽演奏会だった。
PODIUM RSO
Stuttgart, Neues Schloss, Weißer Saal
Louis Spohr
Oktett für Klarinette, zwei Hörner, Violine, zwei Violen, Violoncello und Kontrabass E-dur op. 32
John Thrower
»Just One World« für Sopran und zwei Marimbas
Ernst von Dohnányi
Sextett für Klarinette, Horn, Violine, Viola, Violoncello und Klavier C-dur op. 37
1曲目はシュポアの6重奏。シュポアらしい無駄に大編成だけど妙にオーケストレーションの巧い爽やかな曲。とにかくホルン殺しの高速パッセージがやたらと気になる曲だった。
2曲目はカナダ人作曲家?らしく、ソプラノと2台のマリンバという謎の編成の曲。無調性だったりミニマルだったりジャズだったりと意外と聴きごたえがあって楽しい曲だった。3曲構成だった気がするけど、3曲目が"4 1 3 2"という曲で、ソプラノ歌手だけでなくマリンバ奏者もひたすら数字を絶叫していた。そしてマリンバってビジュアル的にものすごい見栄えのする楽器だなぁと思った。大道芸に近い。
3曲目はドホナーニ。指揮者のドホナーニの祖父らしい。マーラーよりも後の人なのに、曲想は極めてシューベルトやブラームスに近い、ものすごい時代遅れ感の強い曲だった。浅草演芸やとナイツ的な感じの。綺麗な曲ではあったんやけど、どうして1935年にこんな曲を作ったのか理解に苦しむ。1935年に作曲された曲は、例えばプロコフィエフのロメジュリとか。うーん。
全体的にはとても満足。弦楽器はシュポアは大変そうやったけど、ドホナーニのファーストはとても巧かった。あとシュポアのホルンも素晴らしかった。これが4ユーロとかありがたい。
演奏会後は街でブラブラして適当に飯を食ってホステルに戻った。途中足りない日用品やら買いに行って気づいたんやけど、ドイツではどうやらトラベル用の小さいシャンプーやらコンディショナーが売ってなかった。あと、電車のおもちゃ(プラレール的な)ものが全く売っていなかった、が、雑誌コーナーの一角に、鉄ちゃんコーナー的なものがあった。鉄道は大人の玩具らしい。大人のおもちゃといえば、空港で普通に大人のおもちゃが売ってたんやけどこれは文化なのかな。
2010ヨーロッパ2日目〜フランクフルト→フェルクリンゲン→シュツットガルト
いつの間にか眠りに落ちて、起きたのは7時。やかましいスペイン高校生軍団と早々におさらばして、駅へ向かう。9時2分発のTGVパリ東駅行き。予約した時点ではICEって書いてたのに。。。まぁいいや。
TGVということでさぞガンガン走り抜けるのだろうと思ったら、案外普通の速度。どうやら本気TGV区間と、ノロノロTGV区間があるみたいね。ICEも然り。ただ途中で一時停止したりということで、15分ほど遅れて、ザール地方のザールブリュッケンに到着、ここでRegional Bahnに乗り換えてフェルクリンゲンへ。
フェルクリンゲン製鉄所は1873年に操業開始した銑鉄精錬の製鉄所で、1986年に操業停止しそのまま産業建築の貴重な資料として保存、1994年にユネスコによって世界遺産に登録された、いわゆる工場のメッカなのですよ。日本だったら跡形もなく潰してよくわからんテーマパークだのショッピングモールに様変わりするのですが、そこは様々な歴史に翻弄されてきたドイツらしい選択だったんじゃないかと、勝手に思うております。
こんな感じ。パイプの赤錆がとてもいい味出してる。実際に製造ラインだったところを歩けたのだが、正直ドイツ語が分からなくて何が何の部分かよくわからんかったのが感想。ただ高炉だけはしっかりとチェックしてきた。
たぶん高炉の上から撮った写真。通風口を開閉して火力をコントロールしたりするところは完全にマニュアルだった。鉄鉱石とコークスが溶けて出てきた銑鉄を流すところもたぶんあった・・・はず。とにかくスケールの大きさに圧倒されてきました。夜は夜で綺麗にライトアップされているらしい。ただやっぱり日本人的には製鉄所=沿岸部=夜景超綺麗というイメージが強く、盆地にどかっと存在する工場は正直イマイチ物足りなかった。少しそういう残念なところも噛みしめつつ、しっかりお辞儀をしてここをあとにした。
2時半くらいにザールブリュッケンの駅に戻り、シュツットガルトに行くためのマンハイム方面のICEを待つ・・・がなかなか来ない。先程のパリ東駅から来るはずのICEが1時間も遅れていたそうで。結局予定よりも同じく1時間遅れてシュツットガルトに到着。こざっぱりした街だ。
中央駅からずっと南西方面に目抜き通りが2キロほど突き抜けていた。名古屋のような街だ。偏見かもしらんが。その通りにあるH&Mで日本から持ってくるのを忘れたパンツを買い、宿へ向かう。。。が、宿の場所が分からず1時間くらいさ迷い歩いた。無事ホステルを発見し、荷物を置く。6人部屋だったが、同じ部屋にはあと2人しかおらず、どっちもソロだったため安心した。もう一度街を出て飯を食いに行く。疲れてたので適当にケバブの店に入って食った。ケバブってなんか富士そばみたいな感覚なんだろうか。帰って少しネットして寝る。ここのWifiは、一度に一人しか使えないという糞Wifiだったので、お互い譲り合いながら使った。
2010ヨーロッパ1日目〜成田→フランクフルト
出発してからもう半月以上経つわけだけども、ともかく思い出を残す(笑)ために今回の旅行のことをまとめてみよう。
成田からJAL*1でフランクフルトへ。チェックイン時にチェックインのシステムが全部落ちるというトラブルに巻き込まれたせいなのか、なぜかビジネスクラスに座れてしまった。ビジネスクラスはPC電源がありーの、フットレストが快適ーの、歯ブラシやらアイマスクやらいろいろ貰いーので至れり尽くせりだった。うむ。映画見てたりゲームしてるうちに到着。現地時間は1700。フランクフルトアムマイン空港から足早に電車でフランクフルト中央駅に向かい、駅前のホステルに泊まる。
フランクフルトではあまり良いことがなかった。なんとなく駅で食ったホットドッグも不味かったり、同じ部屋にいたスペイン人の高校生たちが夜中までギャーギャー騒いでたり(翌朝仲良くなったけど)でなかなか寝れなかったりしなかったのだが、何よりも下着を一式日本に忘れてしまったのが悲しかった。シャワーを浴びるときに気づいた。パンツないよ。ってなわけでもういっかい同じパンツを履いて寝ることにした。が、前述のスペイン高校生がうるさいので、深夜3時くらいまで寝付けず。一番辛かったのが最初の日なのは運が良かったのかもしれない。まぁその後もマイナートラブルは繰り返すわけやけども。ちなみにそのスペイン高校生だけど、女の子はなんかタンクトップブラとパンツで部屋の中を闊歩していた。それでスタイルが良ければもしかしたら凝視してたかもしれないが、残念ながら鏡餅みたいな体型だったので見ないようにした。あと男の子たちは何故か全員「鉄拳」と書かれたパーカーを着ていた。全員。確かに前日夜遅くまでPSPでずっと対戦ゲームっぽいのしてたけどな奴等。後日いろいろ把握してくるのだが、ヨーロッパからみた日本文化というものは結構ピンポイントに狙っていて、かつなんかズレているものなんだというものなのだ。
*1:予約した時点では破産してなかった
学生最後を満喫するの巻
とりあえず満喫する/したことを列挙。
- 箱根に行った。カオスだった。
- 某ドライブ企画。これはまたオフィシャルに公表されてから具体的に話します。今まで喋った人の中で一番可愛かったです。
- ヨーロッパ周遊。ドイツ→スペイン→イギリス→オランダと駆け足で。
- 北海道。
- ビュッフェ
などなど。枚挙に暇がない。
ここ最近になって東京を離れてしまうという実感が強くなってきたのか、もっといろんな人と喋りたい!仲良くなりたい!という衝動が強くなってきました。それくらい東京にはいろんな人が集まっているんだなぁと思います。とりあえず、3年で戻ってこれればなぁと。これからの時代の変化をリードしていきたい、という気持ちが強くなってきました。そう考えるとなんで今の就職先を選んだんだろう、といういわゆる就職ブルー的な心境も強くなってきています。なんかベンチャーとかで仕事している人が本当に楽しそうで羨ましい。ただやっぱり仕事=人生的な生活は自分にはそぐわないんじゃないだろうか、という気もしています。何事もバランスが大事。とにかく今は残り1ヶ月学生生活を満喫します。